悪性黒色腫(メラノーマ)


ミン太(実家のシーズ)13歳が「悪性黒色腫」と診断された。


悪性黒色腫(メラノーマ)とは

色素(メラニン)をつくる細胞ががん化して、口腔内の粘膜や舌に腫瘍ができる病気。
10歳前後の老犬に発症するケースが多く見られる。
メスよりオスに多く、リンパ節や肺に転移する事がある悪性の癌。



ある時突然歯茎にできものができみるみる大きくなった為病院に連れて行ったという。
検査結果の連絡が病院からあり「進行が早いので早急な手術が必要」とのことだった。
3日後のH20/4/22 ミン太は下顎を切除する手術を受けた。

そんな大変なことになっているとは知らず
手術から1週間後母から電話をもらいミン太のお見舞いに出かけた。

ミン太のいる部屋に入ると舌をべろんと伸ばしミン太がお座りしていた。
近寄ってきたミン太は思ったより元気そうで一安心。
お顔が半分くらいに小さくなって別犬のようになったミン太。
「ミン太。かわいくなったんじゃない?」ミン太には悪いがプードルとのミックスのような かわいい顔になっていた。
「散歩行っても何犬ですか?って聞かれるのよ」と母。
たしかに。。シーズ犬には見えないもんなー

手術した直後は傷跡もなま生しくミン太も元気がなかったようだが 毛も伸び傷跡も目立たなくなっていた。
食欲はあるらしいのだが下顎がない為うまく食べられない。
人一倍食いしん坊のミン太だから病気より食べられないストレスの方が大きいんじゃないだろうか。。

とはいえ口腔内に発生するものは非常に悪性で再発しやすいという。
医者からは「再発したらまた切除します。」と言われているらしいが
母は正直、困惑の様子だった。
確かにそうしないと病気は食い止められないのかもしれないがミン太にこれ以上メスを入れるのも耐え難い。

術後、お医者さんからミン太の写真を撮りたいという依頼があったそうだ。
ミン太と同じ病気のワンちゃんの飼い主さんに見せたいという。
そのワンちゃんは腫瘍ができる度にその箇所のみを切除してきたが今回3度目の手術らしく 手術はワンちゃんの体に負担をかけるので飼い主さんに理解してもらいたいという意図なのだろう。
ミン太は有無を言わさずの状態だったようだが 選択肢があるならばできるだけ愛犬の顔に傷をつけたくないのは飼い主なら当然のことだと思う。

ミン太の場合歯茎にできものができる前に、歯が抜けたり口から出血したりしたことがあったらしい。
今思えばこれも癌の初期症状だったのかもしれない。

ミン太は今、東京から空輸されてくるワクチンを打つために週1度病院へ通っている。
ごはんがうまく食べられないのでまえかけ代わりに巻いたバンダナが すっかりトレードマークになったミン太。

もう老犬の域に達しているミン太だけど
できるならば再発せず1日でも長く生きて欲しいと切に願う。



手術後のミン太の写真は近いうちにアップしたいと思います。















2008.06.01
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法事の帰り、しばらくぶりにミン太に会うことができました。
定期健診でもいまのところ再発もないということでひと安心。
ごはんがうまく食べられないためかなり痩せてしまったよう。それでも元気そうな姿を見せてくれました。



おすましミン太  かわいいでしょ                        リラックスすると舌がべろんってなっちゃうんだよ
          



    
はいチーズ。                                   横から見ると下顎がないのがわかりますね



撮影日:2008.09.12



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