金沢〜山代温泉〜白川郷
2017/11/1〜2017/11/3


11月1日。金沢




千歳空港から羽田を経由し小松空港へと向かう機内。
時間は夕刻。眼下には日本アルプスが神々しく光り輝いていました。


今回は一度は訪れてみたいと思っていた金沢の旅行。
2泊3日、しかも夕方着という短い日程ですがどんな旅になるか期待に胸が膨らみます。
空港からシャトルバスに乗り本日の宿泊地金沢に着いたのはすっかり日も落ちた18時頃。





チェックイン後早々にホテルを出て向ったのは夜の『主計町茶屋街』
ちょうどバスがでてしまった後だったのでタクシーに乗り込むと愛想のいい運転手さんから金沢の観光情報をいろいろ聞くことができました。
夜の観光スポットを探しているときにたまたま目に止まったというだけで詳しいことは何も知らずに決めた場所でしたが 主計町茶屋街は「映画舞妓Haaaan!!!」の撮影に使われた場所だということでした。(見る前に教えてもらえてよかった〜)

タクシーを降りるとほとんど人通りはなくぽつりぽつりとある街灯が古い建物を照らし風情ある素敵な雰囲気。



中に入ると細い路地が入り組んでいてちょっと怖いながらもあちこちを散策。



路地の先は行き止まりだったりいきなり階段があったりちょっとドキドキ。
なんか出そぉな雰囲気ではありますが右の人影は私です。笑





小一時間ほど散策した後主計町茶屋街を後に金沢駅へと戻り次なる目的は金沢グルメ。

漠然と『金沢おでん』というやつを食べたいなと思っていたものの問題はお店。
唯一店の名前を憶えていた「黒百合」に行ってみるとやはり待ちの行列。売り切れてしまったものもあるということで諦め街の看板を頼りに一件の居酒屋に入りました。
お任せ3点盛りのおでんを注文してみましたが本物を知らないだけに「これが金沢おでんなのか・・?」という感じ。 いかにも観光客相手の普通の居酒屋チックな感じに長居する気になれずお店を後にしました。


少し駅から離れたところを歩いているとなんだかいい雰囲気のお店を発見。
外のメニューにあったビール450円の文字を見て「ここにしよう!」と即決です。



お店の中に入ると地元のサラリーマン達が数組。地元の人達が通う店なのだなとすぐわかりました。
カウンターに座り大将といろいろな話をしながらおいしい地元のお料理やお酒をいただき大満足。
散々さ迷った末に見つけたお店だったので閉店まで1時間しか時間がなくまだいろいろと食べたいものがあったのに少々心残りではありましたがいいお店に巡り合えて本当にラッキーでした。



11月2日。金沢〜山代温泉

2日目は朝から金沢観光。夕方には今日の宿山代温泉に移動しなければならないのでどこまで周れるか時間との勝負です。

金沢観光にはバスが便利ということで1日バスが乗り放題のフリー乗車券を購入しました。
観光用に周回しているバスも市民が使用する通常運行のバスもどちらも乗ることができ頻繁に周回しているのでほとんど待ち時間もありません。
大抵の観光スポットにはこのバスで行くことができほんとに便利だと実感しましたが観光スポットが密集している金沢だからこそできることなのでしょうね。 札幌のように観光スポットが点在しているところではこうはいかないでしょうから。





最初に向かった目的地は『長町武家屋敷跡』





狭い道の両側には昔を伺わせるお屋敷が並び、雑貨や飲食店などお店として営業しているところも。
その中の1件『本田屋食器店』さん。センスのいい食器が多数並び食器好きの私たちは結構な時間この店に費やし これからまだ観光をするというのに天然木のお椀や鍋用のお玉など数点を購入してしまいました。



散策しているとちょうど雪吊りの場面に遭遇。
昨日乗ったタクシーの運転手さんが「ちょうど今日(11/1)から兼六園の雪吊り作業がはじまったところでこれを見にくる観光客も多いんですよ」と言っていたのを思い出しました。
北海道では「冬囲い」というけどこっちは「雪吊り」というのね。
珍しい光景ではないけどこんなところに脚立を立てての作業がすごいなぁと思わずパチリ。









『長町武家屋敷跡』が思いのほか広くて予定時間をかなり押してしまったので急いで次の目的地『近江町市場』へ。




ここは札幌の二条市場の金沢版といったところでしょうか。
石川ならではの海産物や地物野菜などが並びたくさんの観光客で賑わっています。

飲食店もありお昼をどこかでと思ってきたのですがどこも大行列。
それほどお腹もすいていなかったので買ったものをその場で食べられるようテーブルが設置してあるお店で『のどぐろのお寿司』などを購入し軽いお昼にしました。
『のどぐろ』は少し炙られていて香ばしい香りとほどよくあぶらがのっていてとてもおいしかったー。
これで『のどぐろ』を食すという目的もクリア。




続いて向かったのは金沢城公園



とにかく広〜い公園。ちょうど紅葉のはじまりだったので色づく木々とお城のコントラストがきれいでした。




そして道を挟んだ兼六園側へ

「入ってみる?」の問いに間髪いれずNO!
情けないがもう体力の限界。またこの広い園内を歩きまわる自信がありましぇん。。普段あまり体を動かすことのない生活をしているとこうなります。。





再びバスに乗って向かったのはひがし茶屋街。
金沢には『ひがし茶屋街』『にし茶屋街』昨日の夜訪れた『主計町茶屋街』と3つの茶屋街があり『ひがし茶屋街』が一番お店も多いということで観光客で賑わっています。

観光していると着物を着て歩く女の子どおしやカップルをよく見かけましたが着物のレンタルサービスがあり情緒ある街並みを楽しんでいるようでした。 私も20歳若ければなぁ。笑

そして金沢といえば「金箔ソフト」が有名らしくあちこちで見かけましたがここひがし茶屋街で食べた豆乳ソフトに衝撃
何気なく入った『不むろ茶屋』で頼んだソフトクリームでしたが(写真は撮りそびれました)一口食べて むふふfufu・・
味はまさに豆腐そのもの。こんなに豆腐の味がするソフトクリームを食べたのははじめて、後味さっぱりの絶品大人のソフトクリームでした。






予定していたスポットは一通り巡り終え今日の宿泊地へ向かう高速バスの時間までは少しだけあるということで移動途中バスの中から見て気になった尾山神社へ。
ここは前田利家公と正室のお松の方を祀る神社。
バスから見えた不思議な建物(右)は「神門」で国の重要文化財に指定されている数少ない擬洋風建築遺構の1つなのだそう。





金沢駅からバスで1時間ほど、山代温泉『葉渡莉』に到着。



これでスタンダードルーム。広くてびっくりです。



温泉で汗を流しおいしい加賀料理を堪能した後、ニューハーフショーがあるというバーラウンジへ
タイ国籍のお姉さま達によるお色気たっぷりのショーはなかなかの盛り上がりでしたよ。





盛りだくさんだった1日。部屋に戻るともう一瞬も起きていることはできないと布団に直行。おやすみなさい。。



11月3日。山代温泉〜白川郷〜長野へ

『葉渡莉』での朝食は地元のものをふんだんに使った和定食。とてもやさしい味でした。







いよいよ最終日。
今日はレンタカーを借りて白川郷を経由し旦那の実家のある伊那まで移動です。
雨の予報でしたがすこぶる快晴。結局3日ともとてもいい天気に恵まれほんとにラッキー!でした。

ホワイトロードを抜けて白川郷へ向かうルートを選択。
ちょうど紅葉の時期でホワイトロードからの眺めは最高!
時折、展望台やビューポイントに車を止めてすばらしい景色を満喫しました。



野生の猿に遭遇。こんなところで毛づくろいの真っ最中でした。



よくこんなところに道を作ったもんだ ちょっと下を覗き込むと断崖絶壁で身がすくみます。





ホワイトロードを抜けるといよいよ白川郷。と思いきやここからが長かった。
さすがは世界遺産、祝日ということもあり駐車場待ちでなかなか前に進みません。。




ようやく白川郷合掌造り集落に入れたのは3時をまわった頃でした。











日もだいぶ傾いてきたのでそろそろ出なくてはね。こんな時間でもまだまだ入ってくる車は後を絶ちません。
ライトアップがされるようなのでこれをを目的に来る観光客も多いのでしょう。
ライトアップされた白川郷もきれいなんだろうなと後ろ髪をひかれる思いでしたがこの先まだまだ長い長野への帰路につきました。


2泊3日の石川〜白川郷は盛りだくさんでとても充実した旅行となりました。
事前のリサーチが十分でなく大まかな移動スケジュールを立てていた程度の割にはスムーズにいった方ではないかと思います。(まぁ途中言い合いなんてこともなかったわけではないですが・・笑)

3日ともお天気に恵まれた事が何よりラッキーで素晴らしい景色やおいしい食べ物に巡り合えとてもいい旅でした。






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