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喋る犬
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『うちの○○は言葉を話すんです。』と言って合図。
そしてそれに答える飼い犬。
大真面目な飼い主とはうらはらにやや失笑に近い笑みを浮かべるコメンテーター。 TVでよく見かけるこんな光景。

キョンが1歳くらいの頃だっただろうか
試したがりの旦那はキョンに向かい「キョン。『ご・は・ん』言ってごらん。」
『???』顔のキョンに何度も同じことを繰り返す。
。。と『ウォウォ〜ン』
ようやく旦那の要求していることを察したらしいキョン。

犬が飼い主の要求を察する能力はすばらしいといつも関心してしまう。
これだけでも十分すごいと思うのだがさらに
「違う。『ごーはーん』」
『ウーウォンウォン。。』
   :
「違う。『ごーはーん』」
『ワン!ワン!』もうキョンもはっきり言ってやけくそだ。

そんなことをしばらく繰り返しているうち
『ぅゴぉーぅーワン(ごはん)』

顔を見合わせ「言った言った」と大喜び。
キョンもうれしそうな飼い主を見て満足げ。

他人には『何となくそう聞こえるだけじゃないの?』と思われることだろう。
確かにそのとおりなのだが
そこには犬が飼い主の要求に応えようとする意思が確かにある。

そして味を占めた旦那はキョンの大好きな砂肝を手に
「『すーなーぎーも』言ってごらん。」

いくらなんでもそれは無理だろう。。



2008.04